充電したiPhoneのバッテリー切れが早いときの原因と対策公開時間:2023-07-05 11:43 iPhoneをしっかりと充電しておいたにもかかわらず、すぐにバッテリーが切れてしまって困っているという人も多いでしょう。iPhoneのバッテリーがすぐ切れてしまう原因としてはいくつかのケースが考えられます。それぞれの原因に応じて効果的な対策を行うことで、バッテリーを今よりも長持ちさせられるようになるでしょう。今回は、バッテリー切れが早くなってしまう3つの原因と、原因ごとに適用するべき対策方法について解説していきます。 原因1:充電方法に問題があるiPhoneのバッテリーが切れやすくなる原因の1つ目として、充電方法に問題があるケースが挙げられます。iPhoneに備わっているリチウムイオンバッテリーは適切に利用していれば3~4年は持つといわれています。 この方法を継続的に行っていると、結果として充電回数が多くなり、それがバッテリーの寿命を縮めることにつながるのです。 また、充電する部屋が高温多湿の状態である場合もiPhoneのバッテリーにとっては良くありません。これらの方法で充電を行っているという人は、なるべく早めに適切な充電方法にシフトしていく必要があるでしょう。 原因2:iPhoneの設定に問題がある![]() iPhoneのバッテリーが切れやすくなる原因の2つ目として、iPhoneの設定に問題があるというケースが挙げられます。 iPhoneには便利な機能が数多く備わっており、中には設定で有効にしてあるだけで常にバッテリーを消費している機能もあります。そのため、オンにしている機能が多すぎると連動してバッテリーの消費量も多くなってしまうのです。その結果、知らないうちに大量の電力が消費されてバッテリーが切れてしまうといったような現象が起こるようになります。 原因3:消費量が大きいアプリがあるiPhoneのバッテリーが切れやすくなる原因の3つ目として挙げられるのは、消費量が大きいアプリがインストールされているというケースです。 充電に関する対策1:過放電と過充電をさけるバッテリーをなるべく長持ちさせるための充電に関する対策として、まずは過放電状態と過充電状態を避けるということが重要です。過放電状態とはバッテリーの残量がまったくない、すなわち0%の状態のことです。 この過放電状態はiPhoneのバッテリーに対して非常に大きな負担をかけることになります。というのは、過放電状態にあるバッテリーの内部では、バッテリーの構成単位であるセルがどんどん劣化していくことになります。 次に、過充電状態とはバッテリーの残量が100%になっているにもかかわらず充電が続けられている状態のことです。 結論からいうと、iPhoneに関しては過充電によるバッテリーの劣化を心配する必要はありません。確かに、従来のバッテリーの場合は100%充電されても充電し続ける過充電状態がバッテリー劣化を早める原因の一つだとされていました。 トリクル充電とは、バッテリーの寿命を延ばすために充電時に流す電流を弱めるという充電方法のことです。iPhoneの充電方式では、残量80%までは高速で充電を行い、80%を超えるとコンピュータ制御によってトリクル充電に切り替わるようになっています。そのため、現行のiPhoneであれば充電ケーブルを差しっぱなしにしておいても過充電状態に陥ることはありません。 充電に関する対策2:充電回数を減らす![]() バッテリーを長持ちさせるための充電に関する対策として、充電回数を減らすという方法も効果的です。通常のバッテリーと同じように、iPhoneで使用されているリチウムイオンバッテリーも充電を重ねることでだんだんバッテリーの性能が悪くなっていきます。 このように、iPhoneのバッテリーは充電の回数を重ねれば重ねるほど持ちが悪くなっていきます。この事態を回避するためには、充電の回数を減らすように工夫するという対策方法が有効でしょう。 例えば、バッテリーの残量が50~60%程度まで減ったらすぐに充電しているのであれば、それはトータルの充電回数が多くなりやすい充電方法だといえます。なるべく充電回数を減らすために、20%くらいまで残量が減ってから充電するようにするとよいでしょう。 充電に関する対策3:室温に気を配って充電するバッテリーを長持ちさせるための充電に関する対策として、室温に気を配って充電するという方法を紹介します。iPhoneで使用されているリチウムイオンバッテリーには高温多湿の環境に弱いという性質があります。 また、反対に室温が低すぎることでiPhoneの動きが悪くなってしまうというケースにも注意しましょう。 充電に関する対策4:充電しながらいじらない充電に関するバッテリーを長持ちさせるための対策として、最後に挙げられるのが充電しながらいじらないということです。 充電している間にiPhoneをいじっていると、過度の負荷を与えられたバッテリーが熱を持ち、本体が膨張したり内部が破損したりしてしまうリスクが生じます。 設定に関する対策1:自動機能や音量を調整するバッテリーをより長持ちさせるためには、対策として設定を変更するということも試してみるのが賢明です。まず、自動機能や音量を調整するという対策方法をみていきましょう。 まず、自動ロックまでの時間をなるべく短く設定しておくことで、操作していない間に消費される無駄な電力を節約することができます。ロック画面でパスコードを設定している場合はセキュリティの向上にもつながるでしょう。 着信音や通知音、操作音などの音量によっても消費電力は変わってきます。着信音の音量はなるべく控えめにして、タップ音やロック音はオフにしておくと節電につながるでしょう。常にマナーモードにしておけば、さらに電力の節約を図ることができます。 設定に関する対策2:回線の設定を使い分ける![]() 次の設定に関する対策としては、回線の設定を使い分けるという方法も有効です。 また、Wi-Fiを使うときも「接続を確認」をオフにしておくと他のネットワークを探さなくなるので節電につながります。同様の理由で、使用していないときはBluetoothをオフにしておきましょう。 設定に関する対策3:視認性に関する設定をオフにする設定に関する対策として次に紹介する方法が、視認性に関する設定をオフにするというものです。まず、画面の明るさの自動調節をオフにするという方法がバッテリーをなるべく長持ちさせるためには効果的です。画面の明るさはコントロールセンターからも手動で調節することができるので、こまめに明るさを変更するのも良いでしょう。 また、壁紙は消費電力の多い「ダイナミック」ではなく「静止画」に設定しておくと効果的に節電できます。さらに、iPhoneを傾けるとアイコンが動くというエフェクト機能である視差効果をオフにしておくことも有効な対策方法だといえるでしょう。 設定に関する対策4:位置情報の設定をオフにする最後に紹介する設定に関する対策として、位置情報の設定をオフにするという方法があります。自分の現在地を家族などの特定の知人に知らせる機能である「自分の位置情報を共有」は、使わないようであればオフにしておきましょう。 また、自分の現在地情報を自動的に知らせることで広告や通知が表示される「位置情報に基づくiAd」と「位置情報に基づく通知」という機能もあります。これについても、必要ない場合はオフにしておくことで無駄な消費電力を削ることができるでしょう。 アプリに関する対策1:消費の大きいアプリを確認するiPhoneのバッテリーを長持ちさせるためのアプリに関する対策としては、まず消費電力の大きいアプリを確認する必要があるでしょう。iOS8以降のバージョンであれば、設定の「バッテリーの使用状況」の画面から消費電力の大きいアプリを確認することができます。 手順としては、設定、一般、使用状況、バッテリーの使用状況の順にタップしていけば確認できるので試してみてください。消費電力が大きいにもかかわらず使用頻度の低いアプリがあった場合は、アンインストールすることで節電することができます。 アプリに関する対策2:使用頻度の高いアプリは閉じない![]() アプリに関する次の対策として、使用頻度の高いアプリは閉じないようにするという方法が挙げられます。アプリは起動するたびに電力を消費するため、使用頻度の高いアプリを毎回閉じていると消費電力が無駄に大きくなってしまいます。 iPhoneは使用方法に合わせたバッテリー対策をしっかりと充電しておいたにもかかわらずiPhoneのバッテリーがすぐに切れるというケースでは、主に3つの原因が考えられます。 |