iPhoneのバッテリー消耗が早い!考えられる原因と対処法公開時間:2023-07-05 14:47 iPhoneを長く使い続けていると、バッテリーの消耗が早いと感じるようになってくることがあります。そのようなときは、原因を理解したうえで、状態にあった適切な対処法を試みることが大切です。そこで、まずはバッテリー自体が消耗している状態の特徴を説明し、あわせてバッテリーを長持ちさせるためのコツや、iPhone修理をしてくれるサービスについて詳しく紹介します。 1.バッテリーの消耗が早い原因![]() iPhoneのバッテリーが消耗してしまう原因はひとつではありません。そのため、以前に比べてバッテリーが早く消耗してしまうと感じるようになったら、まずは原因を探ることが必要です。この段落では、考えられる原因を5つ挙げて詳しく説明します。 1-1.バッテリーの劣化iPhoneのバッテリーが早く消耗してしまう原因のひとつにバッテリーの劣化が挙げられます。実は、このバッテリーの劣化が、バッテリーの異常のなかでも最も多い原因なのです。iPhoneかどうかにかかわらず、物は使っていればどうしても経年劣化や寿命があります。iPhoneのバッテリーに搭載されているのはリチウムイオンバッテリーで、従来のバッテリーに比べると長持ちするのがメリットです。 バッテリーが劣化すると充電できる容量が減り、新品のときは100%までフル充電できていたのができなくなってしまいます。つまり、充電できる最大値は購入したときから徐々に下がっていくということです。その結果、充電した状態で使用できる時間が少なくなり、バッテリーの消耗も早くなります。 1-2.バックグラウンドでの動作iPhoneのバッテリーを消耗させてしまう原因には、バックグラウンドの動作が影響していることもあります。スマートフォンが普及するとともに、インストールしておくと便利なアプリも増えました。そのおかげで毎日の生活が便利になったという人も多いはずです。 また、バックグラウンドの処理は、なにもiPhoneを使っていないときだけではありません。実際にはアプリを使用している間にも、バックグラウンドの処理が同時に働くこともあるのです。アプリの使用とバックグラウンド処理を一緒に行わなければならない状態は必要とする動作が複雑になり、バッテリーの消耗が早まる原因につながります。 1-3.GPS(位置情報)の利用GPS(位置情報)を利用することもバッテリーの消耗を早める原因のひとつです。地図アプリやナビなど、iPhoneで利用することができるアプリのなかには、位置情報をオンの状態にしておかないと利用できないものもあります。そのため、よく使う人のなかには位置情報をオンにしたままにしている人もいるのではないでしょうか。 GPSを使用するアプリを使っていない間も位置情報がオンになっていれば、場所を把握するため常にGPSの電波を発してバッテリーを消耗してしまいます。 1-4.プッシュ通知プッシュ通知が多いこともバッテリーの消耗を早めてしまう原因になる可能性があります。メールが届いたときやアプリのお知らせなど、新しいことがあれば通知が入るようにしておきたい場合は、プッシュ通知をオンにしておかなければなりません。確かに、大事なメールはすぐに確認できるよう、通知が届いたほうが便利だということもあります。 ただし、アプリの通知機能をオンにしていることでも、バッテリーの消耗を早めてしまうのです。プッシュ通知が届くとiPhoneの画面は明るくなり、通知内容を目にすることができますよね。つまり、メールやアプリで通知を受け取るたびに、画面を明るくさせて電力を使うことになるのです。1回の消費量が少なかったとしても、プッシュ通知が多くなれば、その分バッテリーを使ってしまいます。 1-5.動画視聴やインターネット接続iPhoneをはじめスマートフォンでは、インターネットを使うのも便利になっています。4Gはもちろん、無料Wi-Fiスポットも街中に増え、インターネットに接続できる環境が増えました。ただし、インターネットに接続するのはかなりバッテリーを消耗する動作です。 また、音楽アプリや動画サイトの利用もバッテリーを消耗させる原因です。動画再生ではダウンロードしたものをオフラインで視聴できるものや、通信しながら視聴できるものがあります。YouTubeのように通信しながら視聴できるものはストリーミング再生と呼ばれ、画面を開くとダウンロードしながら動画の再生もすでに始まります。そのため、ダウンロードが終わるのを待たずに動画を見ることが可能です。 2.バッテリー消耗が早いときの対処法バッテリーの消耗が早くなり、困っているという場合、症状によっては適切な対処を施すことで問題を解決できることもあります。たとえば、アプリの更新を自分で気をつけてできるならば、バックグラウンド処理をオフにして、自動更新ではなく手動更新することでバッテリーの消費を抑えることが可能です。 iPhoneのバッテリーは周囲の温度に合わせて温度調節を行っていますが、あまりに高温や低温の環境ではバッテリーの消耗が激しくなるほか、電源が切れてしまうかもしれません。バッテリーに負担をかけないためには、0~35℃の間に収まる環境で使用することが望ましいといわれています。もし、バッテリー自体が劣化してしまっている場合は、交換することが必要です。 3.iOSのアップデートによってバッテリーの消耗が早くなるケースiPhoneに限らずパソコンなどでも、常に改良がされたり新しい機能が加わったりなど、システムは進化し続けています。iOSも新しくなるたびに更新されて機能が向上し、バグも修正されるため、更新はしなければなりません。 また、iOSはバージョンごとにバッテリーの消耗具合が異なり、iOS12は消耗が激しいOSのひとつです。もし、バッテリーの消耗が早いバージョンの場合は、過去のiOSにダウングレードするのもひとつの解決方法になります。ただし、ケースによっては旧バージョンのほうがバッテリーの消費が早いことがあるかもしれません。 4.バッテリー自体が消耗しているときに見られる症状![]() もし、iPhoneのバッテリー自体が消耗している場合はいくつか顕著な症状が現れます。そこで、この段落ではバッテリーが消耗したときに見られる初期症状および末期症状について詳しく解説します。 4-1.初期症状バッテリー自体が消耗しはじめているときは、それまでよりもバッテリーの減りが早く感じることがあります。特にバッテリーを酷使するような使い方をした覚えがないにもかかわらず、残量が思ったよりも減っているというときは、バッテリー自体の劣化がはじまっているかもしれません。 充電をしているときに本体が熱くなるというときも、バッテリー自体が消耗してきている症状のひとつです。 4-2.末期症状バッテリー自体の劣化が進んで末期状態になってくるとさらに症状はひどくなり、フル充電したにもかかわらず、すぐバッテリーが減ってしまうようになります。 5.バッテリーを長持ちさせる3つの方法バッテリーには寿命があるため、永遠に使い続けられるわけではありません。しかし、使い方次第でバッテリーを長持ちさせることは可能です。 5-1.バッテリーの保存劣化を避けるバッテリーが劣化する原因はいくつかあり、そのひとつが「保存劣化」です。バッテリーは満充電した状態でも、完全に放電した電池切れの状態でも、そのまま放置しておくと劣化が起こるという性質があり、この現象は保存劣化と呼ばれています。 5-2.高温・低温環境での使用に気をつけるiPhoneのバッテリーを長持ちさせるためには、使用するときの温度環境に気をつけることも大切なポイントです。iPhoneは0~35℃の範囲が許容可能な温度範囲とされており、その範囲を外れた高温や低温の環境で使用すると、保存劣化やサイクル劣化を加速させてしまいます。サイクル劣化とは、充電と放電を繰り返すことで引き起こされる劣化です。 劣化を加速させないためにはiPhoneが許容可能な温度範囲内でできるだけ使用することが望ましく、高温になる夏場の車内などには絶対に放置しないように気をつけましょう。 5-3.正しい充電を心がけるバッテリーの状態は充電の仕方が影響することもあるため、長持ちさせるためには正しい充電を心がけることが大事です。充電器に不具合があったり、純正のものではなかったりする場合、充電がうまくできないことがあります。 6.症状が改善されないときにはiPhone修理店の利用がおすすめiPhoneのバッテリー消耗が早くなってしまったとき、自分でできる対処方法を試せば改善されることもあります。しかし、それでも症状が変わらないようならば、やはり専門の修理店に診断や修理を依頼するのがおすすめです。 iPhoneのバッテリー消耗が早いときは使い方をチェック!iPhoneバッテリーの消耗が早くなったときは、原因を探って適切な対処法を試してみることが大事です。正しい使用方法や充電方法を心がけ、iPhoneの動作や利用している機能を確認し、使っていない動作をオフにするだけでもバッテリーの消耗は抑えることができます。 |